メサイア外伝-極夜Polar night-

メサイア外伝を見てきた。(2回目)

二日目舞台挨拶で初回を見て、肩を震わせながら泣いた…。

2回目はストーリーを把握しているぶん、冒頭から泣いた…。

この記事では、ネタバレを含めて感想を書きます。

 

極夜が公開されるより先に届いたメイキングDVDを見てしまったので、三栖さんが死ぬことはわかっていました。容赦ない!!

正直、外伝の情報が発表されたときからこの人たちはこの作品で死ぬんだろうと思っていたのですが、その場合心中エンドだと思っていました。

でも違った……最も悲しい終わり方じゃねーかよ…こちとらまだ鋼の傷が癒えてねーんだぞ…。

そんな気持ちで挑んだ極夜でした。

 

三栖さん

■三栖さんのお母さんて焼死だったよね!?

母が家に火をつけたんじゃなかったっけ?

メサイアは舞台も映像も好きなのですが、舞台と映像で設定にすり合わせができてないことが度々ある。死に際の母親を思い出して「生きたい?一人でも。…生きたい。一人でも」と語る三栖さんがいたじゃねーか…

一般的なシリーズものであるなら、設定がころころ変わるなんて考えられない。

三栖さんが「究極の平等」という理想を掲げるに至った経緯や周と関連付けるために、妹の設定は必要だったのだろうけど、母の死の設定を変えずにストーリーを構築するのはむずかしかったのだろうか。どうしても爆弾を海に流すしか方法はなかったのか。

もう慣れたので「あぁまた設定変えたのか」で終わるのですが、もう少し一貫性を持っていただきたい。

 

■最期のシーン

わかってはいたけどしんどかった。

なにがしんどいって、三栖さんが泣くところ。

三栖さんは、最期の最期まで飄々として「死ぬなんて上等だクソ野郎」とか言うもんだと思っていた。でも蓋を開けてみれば、倒れて声を震わせて周に語りかけるんだもん。応援上映だったら周より先に「三栖さんがなにしたってんだよ!!」とキレながら泣く自信がある。

そしてなにより一番苦しい死に方で死んだ。

この死に方をしたことで、三栖さんが蘇生措置を施されてサクラとして復活するという希望が消えた。三栖さんは死んでもサクラにならないんだと実感した。

ここでめちゃくちゃ泣いたんだけど、三栖さんが流されるときに周が泣きながら名前を呼ぶもんだから「み゛ずざぁん゛」と聞こえてしまい、ダジャレかよと突っ込まざるを得なかった。すまん。

 

■志倉と三栖さん

初見のときは「え?なに?志倉さんと三栖さんて、え?親子ってこと?え?」という感じだったのだけど、2回目見たら、冒頭の水中シーンでぬいぐるみのこと言ってたね!

三栖さんのことを見込んで就職先の斡旋してたのかと思ったら実は…業が深い…

志倉さんが書いてるメモになんて書いてあるんだろうか。究極の平等に関することだろうか。なんで志倉さんは三栖さんたちをおいていったのか、また明らかにしていただいきたいです。

 

■三栖さんと周

印象的だったのは、父親とのシーンで

「(前略)兄も死んだ。ずっと俺を信じて、支えてくれた人も死んだ」(曖昧)というセリフ。

「ずっと(自分が)信じていた」ではなく「ずっと俺を信じてくれていた」というところ。三栖さんに出会うまで周は孤独だったから、誰かを信じることも信じられることもなかったんだなと改めて実感して泣いた。

周はきっと、ガスタンクが爆発しようが戦争が始まろうが日本がぶっ壊れようがどうでもよかった。三栖さんがいない世界なんて意味がないと思っていた。それを三栖さんもわかっていて、自分の代わりに究極の平等の実現を託した。

”自分の分まで生きろ”という願いは、お互いを人質にとって生き続けるメサイアというシステムより残酷だと思う。でも、国民の命より三栖さん一人の命を選ぼうと周が泣き叫ぶシーンは、彼らがサクラでなかったからできた。そう思うと、やっぱり彼らがサクラじゃなくてよかった。メサイアじゃなくてよかったと思った。

 

■周inチャーチ

かわいい最高ファンタスティック!!!!!

語彙力が消えた!元々無いけど!!!

舞台挨拶曰く、銭湯での「なに?これぇ」のあの言い回しは玉ちゃんが読み合わせのときになんとなく発したのがそのまま採用されたとのこと。

山口監督に「これでやってください」と指定されたのはこのセリフぐらいらしい。最高かよ。

これは私の性癖の話になるのですが、柚木とのアクションシーンで、周の細い脚がアップにされたのめっちゃごほうびだった。細い足とゴツいブーツの組み合わせ最高100億店!!絶対こんな細い脚のキックで柚木転がらないだろとか言ってはいけないのだ!

 

有賀と間宮

こちらの二人についてもメイキングにて状況を察しておりましたが。

間宮が化けてでも(言い方が悪い)有賀に伝えたかったことってなんだったの?

二人が同じ画面にいて、有賀が素直に思いを伝えるまではよかったけど、今カノ(かがみ)に邪魔されてそれがわからずに終わった。

これは悠久で万夜さまにより解決されるのか?

 

■G線について

G線を張らないメサイアストラディバリウス)にどういう意味があるのか考えた。

G線はバイオリン4本の弦のうち、一番重い弦だそうです。

 

簡単に調べたところ、G線は一番弾きにくい弦。Gが鳴ると隣のEが鳴りにくくなるらしい。間宮は自分をG線だと思っていたのでは。

4本の弦は同期4人。Gの隣のE線は有賀。自分がいなくなることで、他の弦が、E線が動きやすくなるように、と。

もしくは、有賀を弓だと考えていたら。

G線を演奏しようとするバイオリニストをみていると、いくつかの残念な動作に遭遇することがあります。

 もっとも見かける、典型的な動作は「弓とともに、楽器も沈み込む」です。

 どうして、このような動作が起こるか、やっている本人にインタビューしてみたところ、「弓を沈み込ませる」「腕の重さを弦に乗せる」というアドバイスを実行しようとしていた人がほとんどでした。

 重たいG線に対して、弓で強大な運動エネルギーを与えようとして、「弓を弦に向かわせる」ことをやろうとしてカラダの全体が床のある方向へ移動してしまったために、弓が弦に向かうと同時に楽器が弓から逃げる方向(=床のある方向)へ移動してしまい、せっかくのエネルギーが、全部相殺されてしまって、意味のない運動をしたことになってしまいます。

 しかも、ほとんどの場合、体全体が床のある方向へズレてしまうので、弓毛と弦のコントロールも精度が甘くなってしまっています。

「もっと音量とパワーが欲しい」〜バイオリンのG線にひそむ誤解から抜けだそう! - 人生をとことん楽しむバイオリンレッスン☆バイオリン応援団

 

つまり、有賀(弓)が間宮(弦)に歩み寄ろうとすれば、間宮(弦)は有賀(弓)から逃げてしまう。意味のないことだと。どちらにせよつらいメッセージ。いつかこの意味を知りたい。

完全に余談なんだけど、悠久の大楽カテコにて花束持って出てきた染さまにいざーさんが泣きながらハグして、その様子に嫉妬した杉江が二人の間に割って入って…という未来を期待しているからよろしくな。(泣いてる)

 

珀と鋭利

メサイアシリーズ唯一、二人一緒に舞台に立てるコンビ。

この二人がどれだけ幸せなことかひしひしと実感しています。

「普通の生活を送っていたら、友達が死ぬってこんな感じなのかな」とつぶやく鋭利に対して「どうだろうな」と答えた珀。珀は一度も”普通の生活”とやらを送ったことがないので、唯一の”友達(になってもいい存在)”である鋭利のことを考えたのではないだろうか。一度鋭利の死(の偽装)を経験している(翡翠ノ章)から、自分がどうなってしまうかわからないこともわかっている。

テロリストの一人だった三栖さんがいつのまにかサクラにとっても大きな存在になっていたことがしっかりと描かれている、良いシーンでした。

 

白崎護

「高野に会いたい」

お、お、おまえーーーー!!!この期に及んで!お前今まで頑張って隠し通してきたやないかい!!

高野に会ってどうするつもりだったのか!サクラが持ってない情報を高野が持ってると思ったのか。自分を一個体として見てくれる存在に会いたかったのか、それとも三栖さんに接触するための口実か。どちらにせよ、高野を今でも相棒として思ってくれてるのは嬉しいけど、違和感。三栖さんが唯一助けてもいいと思っている存在が護なので、最後に二人の交流を描くためだったのかも。

高野に三栖の死は伝えられたのだろうか。

 

春斗の件は、おそらく春斗が死んだと明らかになった時点でメサクラの多くが北方連合入りの可能性を予感していたはず。今後出てくるのだろうか。

 

一嶋春海 

主役の二人に続いて、誰よりも大活躍したのこの人です(当社比)

原作者の高殿女史がストーリー構成に携わっているためでしょうか!最高!

一嶋係長は准斗の件を本当に知らないように見えたけど、これは三栖母の設定と同じようにその後改変があったということでいいのだろうか。

そのあたりにもやっとしつつも、一嶋係長という存在が大好きなので、誰よりもムキムキだった腹筋を見せてくれた製作サイドには感謝したいですありがとう!!!

 

乱暴な一嶋係長

三栖さんの最期のシーンに続いて泣いたのが、一嶋係長が神北代理と会話してるシーン。

一嶋係長言葉遣い乱暴!!!!!!!!!!神北代理だけに!!!!!!!!最高!!!!!!!!

心をひらいているんだな…神北代理は「はいはい」って聞いてるんだなきっと…

拘束されているハングドマンが死を懇願しても前髪ひっつかんで上を向かせるという残酷な一嶋係長も最高でした。

イケメンインテリヤクザにしか見えない素晴らしい一嶋係長でした大好き。

 

 

とりあえず、今書けるだけ書きました。

また追記します 。